ホスホリパーゼDによるタンパク質翻訳後修飾ホスファチジル化の解析
Project/Area Number |
16659026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | University of Tsukuba (2005) Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research (2004) |
Principal Investigator |
金保 安則 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (00214437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横関 健昭 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80373405)
田口 良 東京大学, 大学院・医学研究科, 客員教授 (20080210)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 脂質性シグナル分子産生酵素 / ホスホリパーゼD / Bio-lipid / ホスファチジル基転移反応 / 翻訳後修飾 / ホスファチジル化 / セリン残基 / 好中級 / セリン / シグナル伝達 |
Research Abstract |
ホスホリパーゼD(PLD)は、生理的条件下では細胞膜構成リン脂質のホスファチジルコリンを加水分解して、bio-lipidとして機能するホスファチジン酸を産生する。一方、反応系に一級アルコールが存在すると、PLDは加水分解反応よりもむしろPCのホスファチジル基を一級水酸基に転移してホスファチジルアルコールを産生するホスファチジル基転移反応を優位に触媒する。蛋白質構成成分のアミノ酸のうちセリンは一級水酸基を有しており、蛋白質分子中のセリン残基がPLDによってホスファチジル化されてその機能が修飾されるという、今までに例を見ない新規の蛋白質翻訳後修飾の可能性が考えられ、この点について検討した。その結果、以下のような結果が今までに得られた。 現在までに同定されているPLD1とPLD2の二種類のPLDアイソザイムのうち、リコンビナントPLD2を調製し、これを[^<32>P]PCと遊離セリン存在下でインキュベートすると、[^<32>P]ホスファチジルセリンが産生され、PLD2は遊離セリンをホスファチジル化することが明らかとなった。さらに、リコンビナントPLD2を[^<32>P]PCとインキュベートすると、PLD2への[^<32>P]の取り込みが認められたが、活性欠失型PLD2への取り込みは認められなかった。これらの結果から、PLD2はその活性依存的に自己ホスファチジル化される可能性が示唆された。 リコンビナントPLD2を[^<32>P]PC存在下、J774.1細胞の膜画分とインキュベートすると、数種類の蛋白質への[^<32>P]の取り込みが観察された。さらに、好中球の細胞膜PCを特異的に^<32>P標識して、fMLPで刺激すると、数種の蛋白質への^<32>Pの取り込みが見られた。このことから、細胞膜蛋白質がPLD2によりホスファチジル化される可能性が十分考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)