下垂体後葉ホルモンの発生工学的可視化法の開発と生理機能解明への応用
Project/Area Number |
16659062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
上田 陽一 産業医科大学, 医学部, 教授 (10232745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 広明 産業医科大学, 医学部, 助手 (10369051)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | バゾプレッシン / オキシトシン / 蛍光タンパク / 遺伝子改変動物 / GFP / パゾプレッシン / トランスジェニックラット |
Research Abstract |
下垂体後葉ホルモンであるバゾプレッシンおよびオキシトシンは、視床下部視索上核および室傍核に存在する神経分泌ニューロンによって産生される。我々は、バゾプレッシン遺伝子とオワンクラゲから同定された緑色蛍光タンパクであるgreen fluorescent protein (GFP)遺伝子の融合遺伝子を用いて、バゾプレッシン産生ニューロンに特異的にGFPタンパクを発現するトランスジェニックラットを作製することに成功した。現在、本学動物センターにおいて順調に繁殖・系統維持している。さらに、オキシトシン産生ニューロンにGFP改変タンパクで赤色蛍光を発するDsRedタンパクを発現させることを目的に、オキシトシン遺伝子とDsRed遺伝子の融合遺伝子を用いてトランスジェニックラットの作製に取りかかった。その結果、ファウンダーとして9ラインのトランスジェニックラットが得られた。これらのラットはサザンブロット法により導入遺伝子のコピー数を検討し、3〜100コピーであることを確認した。ファウンダーをもとに繁殖を行い、得られたF1ラットにおいて視床下部におけるDsRedの発現を蛍光顕微鏡で確認した。現在までのところ、7ラインにおいて確認作業を終えたが、残念ながらすべてDsRedの発現が見られなかった。残り2ラインについては、いずれも雌で出産および仔育て行動に異常が見られるためにF1を確認できずにいる。今後、残り2ラインについて慎重に繁殖を行うこととした。さらに、すべてのラインにDsRedの発現が見られなかった場合、融合遺伝子の見直しを行い、再度トランスジェニックラットの作製を試みる予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)