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新しいアルツハイマー病関連遺伝子LRP1Bの研究

Research Project

Project/Area Number 16659086
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pathological medical chemistry
Research InstitutionNara Institute of Science and Technology

Principal Investigator

川市 正史  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00195041)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡 千緒  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (30263445)
Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsLDL受容体ファミリー / PICK-1 / JIP-1 / JNK / 晩発性アルツハイマー病 / 細胞内取り込み / グルタミン酸受容体 / MAPキナーゼカスケード / LRP1B / JNKスカフォールド / PICK1 / NPXYモチーフ / アミロイドβ / 遺伝子破壊マウス
Research Abstract

LRP1Bによるシグナル伝達機構を明らかにするために、LRP1Bの細胞内部分に結合する蛋白質を酵母Two Hybrid法によりスクリーニングした結果、JNKシグナル伝達因子群のスカフォールドとなるJIP-1b、PZDドメインを持ち膜蛋白質の局在にかかわるPICK1、低分子量G蛋白質のRanBP9、などが単離された。種々の欠失変異体やアミノ酸置換変異体の解析から、LRP1Bは、C-末端の疎水性アミノ酸領域でPICK1のPZDドメインと結合し、またNPXYモチーフでJIP-1bと結合することが明らかになった。これらの結合様式は、既に知られているPICK1やJIP-1bと他の蛋白質との結合様式と一致しており、LRP1Bとの結合が生理的な意味を持ちうる可能性を強く示唆した。そこでまず、JIP-1bがJNKのスカフォールドとして機能し、JNK活性を変化させるか検討した。293T細胞をUVで刺激しJNKを活性化させる条件でJIP-1bを強制発現させたが、JIP-1bの有無によりJNKの活性化状態に大きな変化は見られなかった。次に、グルタミン酸受容体の細胞内取り込みをPKCα依存的に促進するPICK1について、同様の活性をLRP1Bに対して示すか、293T細胞の細胞表面に発現させたLRP1B受容体をビオチン化して細胞内取り込みを定量した。PICK1の発現の有無に関係なく、LRP1Bの細胞取り込みは非常に遅かった。このため、LRP1Bと非常に良く似たLRP1について同様な検討を行なった。LRP1はLRP1Bよりもずっと強くJIP-1bとPICK1に結合した。また、LRP1は、LRP1Bに比較し非常に早い速度で細胞内へ取り込まれた。以上の結果から、LRP1BとLRP1は非常に良く似た分子であるにかかわらず、受容体として異なる挙動をとることが明らかになった。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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