Project/Area Number |
16659135
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Medical sociology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
信友 浩一 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90037424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩原 明人 九州大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (50291521)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 医師 / 患者 / 説明 |
Research Abstract |
本研究では、福岡県医師会の協力を得て医師を無作為に選択し、患者も無作為に抽出する、患者と医師をペアにした上で、医師の説明の程度に関する、医師と患者の認識を調査した。具体的には、自記式質問票を用い、医師と患者に同じ選択肢を有する同一の質問(例、検査結果に対する説明は十分ですか?)を発して回答を求め、その結果を医師と患者で比較した。 回収した調査データを基に、以下の諸点を検討した。(1)検査結果に関する医師の説明の程度に関し、主治医と患者の認識のズレを評価する、(2)治療方法に関する医師の説明の程度に関し、主治医と患者の認識のズレを評価する、(3)治療での医師による患者の意思の反映に関し、主治医と患者の認識のズレを評価する、(4)(1)(2)(3)における主治医と患者の認識のズレに関連する要因を明らかにする(例、医師の経験年数、診療科、患者の年齢等),(5)(1)(2)(3)における医師と患者の認識のズレが、治療コンプライアンス、治療効果、満足度に及ぼす影響を定量的に評価する。 わが国では、医師の説明の程度に関し、実際に患者と主治医を対象に両者の認識の齟齬を評価したものは我が国では見当たらない。認識のズレの実態、それに関連する要因、および、患者コンプライアンスや治療効果に及ぼす影響を評価するので、得られた知見は実務上、大変有益であると思われる(結果は順次、学会や専門誌に発表の予定である)。(600字)
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