Project/Area Number |
16659163
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
堀 進悟 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80129650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相川 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40110879)
藤島 清太郎 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00173419)
富田 豊 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50112694)
宮武 諭 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00306812)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 入浴 / 急死 / 高体温 / 熱中症 / サイトカイン / ショック / 循環不全 |
Research Abstract |
1)平成14-16年度に実施した基盤研究B(2)(入浴中急死の病態:高体温による循環不全の実験的研究)において循環不全の発生を報告した、温水入浴による高体温負荷を、麻酔ラットを用いて行った。血液と臓器(肺、肝臓、腎臓)のIL-1α、IL-1β、IL-6、TNF-α、CINC-1、CINC-3をELISA法で測定した(MEAN±SEM)。 2)実験群:1群(対照、n=10)、2群(43℃60分入浴、n=2)、3群(41℃100分入浴、n=5)、4群(41℃180分入浴、n=4) 3)結果 IL-1α:肺)1群は1700±343pg/ml、3群は5560±2650pg/ml。 IL-1β:血漿)1群は<50.8pg/ml、4群は98.5±36.3pg/ml。 IL-6:肺・肝臓・腎臓全て上昇は見られず、血漿は測定範囲外となった。 TNF-α:肺・肝臓・腎臓全て上昇は見られず、血漿は測定範囲外となった。 CINC-1:血漿)1群は247±139pg/ml、4群は2590±573pg/ml。 肺)1群は654±118pg/ml、4群は3500±196pg/ml。 肝臓)1群は<38.1pg/ml、4群は453±251pg/ml。 右腎)1群は<38.1pg/ml、4群は785±190pg/ml。 左腎)1群は<38.1pg/ml、4群は276±120pg/ml。 CINC-3:肺)1群は38.5pg/ml、4群は401±198pg/ml。 4)本研究の新知見 (1)加温付加に伴いCINC-1、CINC-3が増加する。 (2)加温付加を長時間行うとサイトカイン動態の変化を捉え易い。 結論:加温付加に伴う循環動態の破綻にはサイトカインの変動が関連していることが示唆された。
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