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血管傷害の新しいバイオマーカーの探索と診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 16659195
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

鈴木 亨  東京大学, 医学部附属病院, 科学技術振興特任教員 (90359620)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywordsプロテオミクス / バイオマーカー
Research Abstract

本研究では、血管疾患の新しい血液診断マーカーの探索研究のシーズとして、血管傷害の血液診断マーカーを探索し、アッセイ系を開発し、臨床応用への基盤となる研究を行うことが目的である。そのために、血管傷害時に血管壁から血中に放出される蛋白質を単離・同定し、さらにその知見をもとに診断アッセイを開発するための研究基盤ならびに技術を構築する。
質量分析計で血中蛋白質を単離同定する。単に血液サンプルを質量分析計で包括的に解析するのではなく、differential proteomics法という二つのサンプルを分画しながら差を検討する方法を用いる。
上記検討を実施した。検討には、SELDI TOF-MS機ならびにMALDI-TOF-MS機を用いた。SELDI TOF-MS機は、血清を種々の表面加工された測定用マトリックス(プロテイン・チップ)にアプライし、分画することが可能である。陽イオン、陰イオン等、クロマト担体様に加工されたプレートにサンプルをアプライし、また吸着、洗浄方法を複数設定することで256通り以上の条件について検討した。血管傷害のモデルを用いたが、血管傷害時に出現するピーク、減少するピークを複数同定することに成功した。しかしながら、これらのピークは個人間の多様性の程度と比し、判別困難な面があった。条件設定を含めて、ヒトサンプルを用いた際の多様性の問題を克服するために、種々の検討を行ったが、決定的なデータが得られる段階までは残念ながら至らなかった。今後、方法論をさらに改良する必要がある。
一方、上記の包括的なアプローチの他に、焦点を絞った狙い撃ち的なアプローチも導入した。血管壁に存在し、血管傷害時に血中に流出されると考えられる蛋白質を選択し、これらに対するイムノアッセイ等を開発した。過去に平滑筋ミオシン重鎖に対する測定系を開発し、大動脈解離症の診断において有用であることを示したが、他マーカーについても検討した結果、臨床応用が期待できるマーカーを同定できた。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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