Project/Area Number |
16659216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Respiratory organ internal medicine
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
萩原 弘一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00240705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金沢 実 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80118934)
吉村 邦彦 冲中記念成人病研究所, 研究員 (60246452)
工藤 宏一郎 国立国際医療センター, 副院長
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 肺胞微石症 / GeneChip / 常染色体劣性遺伝 / 近親婚 / いとこ婚 / SNP解析 / homozygosity mapping / founder gene effect |
Research Abstract |
[背景]肺胞微石症は、肺胞腔に微小結石が蓄積する希少疾患であり,常染色体劣性遺伝疾患と考えられている.日本における症例数は,戦後50年間で約100例である.約半数に同胞発生が認められる.稀少疾患であり,解析材料が入手困難なため、責任遺伝子は同定されていない。 [目的と方法]肺胞微石症患者5名よりサンプルを採取した.うち生存患者は3名,死亡患者は2例である.生存患者のうち2名はいとこ婚の子供であり,生存患者3名中3名とも同胞発生が認められる.患者SNPを全ゲノムレベルで解析し,SNPが連続してホモである領域(SNPホモ連続領域)を同定した.複数の患者の共通のホモ連続領域より肺胞微石症責任遺伝子の同定を試みた。 [結果]肺胞微石症6例のゲノムDNAを採取した.うち2名を100000 SNP GeneChipにより解析し,第4染色体の短腕部位にSNPホモ連続領域を見いだした.この領域の候補遺伝子数は約500である.この中に肺胞微石症の責任遺伝子が存在すると考えられる.現在第3例目の患者DNAを検索している.この患者の結果を前2者と組み合わせて,第4染色体の候補領域をさらに狭めることができると考えている. [結語]肺胞微石症責任遺伝子は第4染色体に存在する可能性が高い.追加症例の検索により候補遺伝子数を200以下に絞り,患者末梢血リンパ球由来cDNAを用いて全候補遺伝子の総括的な変異検索を開始する予定としている.
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)