TAT融合VEGFR2を導入した樹状細胞による膵癌免疫治療の新戦略
Project/Area Number |
16659330
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
江川 新一 東北大学, 病院, 講師 (00270679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
砂村 眞琴 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (10201584)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 膵癌 / 樹状細胞 / TAT / 血管新生 / VEGFR / 抗原提示 / 腫瘍ワクチン |
Research Abstract |
肝転移あるいは術後再発を有し、抗がん剤にも耐性になった膵癌を有する患者の末梢血50mLから単球を分離し、GM-CSF、IL-4の存在下に6日間培養して樹状細胞を誘導。以下の実験に用いた。対象として健常人の末梢血からも同様に樹状細胞を誘導した。樹状細胞に対して組み換え蛋白質を投与するタイミングは6日目と、サイトカインカクテルにより成熟させた8日目において比較をおこなった。 1.TAT-PTD融合VEGFR2の作成と樹状細胞へのとりこみ pTAT-HAプラスミドによりVEGFの5'断端にTATシグナル配列を負荷したVEGFR2(KDR)の発現プラスミドを作成し、樹状細胞に直接感染させる実験を行った。樹状細胞の表面のKDR蛋白をFACScanにて確認した。 2.樹状細胞の機能解析 樹状細胞をCD40L導入J558細胞とIFNγの存在下に刺激し、IL-12産生能をELISAによって測定した。膵癌患者から採取した樹状細胞は、未成熟な状態で、強いIL-12産生能を有しており、IFNα、IFNγ、TNFα、IL-1β、Poly I : Cにより成熟させた場合により強いIL-12産生能をもつことが確認された。KDR遺伝子を導入した樹状細胞にも強いIL-12産生能が観察された。 3.組み換え蛋白の精製 組み替えられた蛋白質の可溶化がきわめて困難であることが判明し、BL21細胞を用いた発現実験の条件設定を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)