腫瘍血管新生における骨髄由来血管前駆細胞の寄与に関する研究
Project/Area Number |
16659332
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐野 圭二 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00334392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
幕内 雅敏 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60114641)
三浦 泰朗 東京大学, 医学部附属病院, 医員 (00376427)
脊山 泰治 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10376428)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 癌 / 血管新生 / 幹細胞 |
Research Abstract |
癌の増殖、転移には血管新生は必須であり、腫瘍血管新生の抑制は重要な癌治療戦略である。従来、血管新生は既存血管の成熟血管細胞により新たな血管枝が形成されるもの(angiogenesis)と考えられていたが、近年、流血中に骨髄由来の血管前駆細胞が存在し血管に分化しうること(vasculogenesis)が発見された。我々は骨髄移植モデルにて腫瘍血管新生への骨髄由来血管前駆細胞の関与を現象面で示したが、骨髄移植モデルでは前処置として致死量の放射線照射を行っているため、より生理的に骨髄の置換を行う新しいモデル(parabiosis)の開発を試みた。 野生型C57BL/6マウスとGFPマウス(C57BL/6バックグラウンド)を一対のペアーとし、手術的に併体結合させた。これにより、野生型マウスとGFPマウスの血液循環が共通となった。以後、経時的に野生型マウス眼窩より採血しフローサイトメトリーにて解析したところ、約10日間で定常状態となり、野生型マウスの流血中を循環する単核細胞のうちGFPマウス由来のもので約40%置換されていた。 parabiosisにより骨髄が一部GFP陽性細胞に置換された野生型マウスにC57BL/6大腸癌細胞CMT93を接種し、腫瘍を増殖させた。採取した腫瘍を抗CD31抗体および抗GFP抗体で免疫蛍光二重染色し、共焦点レーザー顕微鏡にて観察したところ、新生腫瘍血管内皮は抗CD31抗体により染色されるが、そのうちGFP陽性であるものがみられた。 以上により、放射線照射を行わない生理的な条件下においても骨髄由来血管前駆細胞が腫瘍血管新生に寄与していることが示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)