Project/Area Number |
16659375
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
本間 章彦 (2005-2006) 国立循環器病センター(研究所), 人工臓器部, 室員 (20287428)
武輪 能明 (2004) 国立循環器病センター研究所, 人工臓器部, 室長 (20332405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
妙中 義之 国立循環器病センター(研究所), 人工臓器部, 部長 (00142183)
巽 英介 国立循環器病センター(研究所), 研究評価室, 室長 (00216996)
高野 久輝 国立循環器病センター研究所, 副所長 (60028595)
本間 章彦 国立循環器病センター研究所, 人工臓器部, 室員 (20287428)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 機械的補助循環 / 心筋内細胞移植 / 再生治療 / 力学的特性 / 左室負荷 / 重症心不全 / 離脱 |
Research Abstract |
本年度は、慢性心不全動物実験モデルにおいて、拍動型補助人工心臓を用いた補助を行い、心筋に骨髄間葉系細胞を移植した群と移植しない群において心機能を比較し,骨髄間葉系細胞移植が心筋に及ぼす力学的効果を検討した。 1.拡張型心筋症モデルの作成 成山羊にドキソルビシン(アドリアマイシン1.Omg/kg)を週に一回注入。4〜6週継続し、慢性心不全モデルを作成した。 2.補助循環の作成 拍動型補助人工心臓を用いた、左室心尖脱血-下行大動脈送血の左心補助を作成した。 3.細胞移植 事前に骨髄液から接着系の細胞をin vitroで培養し109個程度まで骨髄間葉系細胞を増殖した。これを心臓表面から1箇所に付き約0.1mL 30〜50箇所、心筋内注入した(Cell Tx群)。一方、対照として、補助人工心臓装着のみで細胞移植を行わない群(Control群)を作成した。 4.力学的特性の検討 経時的な局所心機能の改善効果を心筋の力学的特性を用いて詳細に解析した。人工心臓は自己心と非同期モードで駆動し、拍動数を60から30回/分の間で10回/分おきに変化させ、または一時的に停止させて、その際の心筋の収縮応答性を精査した。 成山羊6頭(Cell Tx群3例、Control群3例)に実験を行い、Cell Tx例2例、Control例2例で最終の4週間まで検討を行い得た。細胞移植後4週目の心機能はCell Tx群がControl群に比べて左室駆出率(EF) (47.0±14.8% vs.38.1±8.7%)において良好であった。また、 以上より、補助循環と骨髄間葉系細胞移植を併用することで、補助循環単独より心筋の菲薄化が抑制され、心機能の改善も良好となる傾向にあった。
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