酸化LDL及びレクチン様酸化LDL受容体(LOX-1)の心移植後慢性拒絶への関与
Project/Area Number |
16659376
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thoracic surgery
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
菅 理晴 国立循環器病センター(研究所), 再生医療部, 室長 (80265397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沢村 達也 国立循環器病センター(研究所), 脈管生理部, 部長 (30243033)
中谷 武嗣 国立循環器病センター(研究所), 臓器移植部, 部長 (60155752)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 心臓移植 / レクチン様酸化LDL受容体 / 慢性拒絶反応 |
Research Abstract |
前年度にマウス同種心移植モデルにおいて,LOX-1が同種免疫反応により移植後早期には血管内皮にまた晩期には心筋において主に発現誘導されることを明らかにした.本年度はドナー心としてC57BL/6マウスの野生型(WT)とLOX-1ノックアウトマウス(KO)を用い,BALB/cレシピエントマウスへ異所性同種移植(各10例)を行い,生着期間の比較と病理学的検討を行った. WT心では心拍動は徐々に減弱し7〜12日目で全例消失(平均:8.9日)したが,KO心では生着期間が有意に延長し(最大60日まで観察し平均:20.4日),2例は60日の時点でも明らかな拒絶を認めなかった.病理学的に経時変化の検討を行うと,WT心では血管周囲の著明な細胞浸潤に引き続き血管内皮の変性・脱落,冠動脈の内腔狭窄が進行し,概ね10日目までに太い冠動脈においても内腔が閉塞した.一方,KO心ではWT心と比べ細胞浸潤は軽度で,血管内皮や冠動脈の変化の進行も有意に遅延した. 以上より,同種免疫反応により発現誘導されたLOX-1は,移植心での細胞浸潤や冠動脈の閉塞進展に関与し,LOX-1の発現を制御することで同種移植心における慢性拒絶の進行を抑制できる可能性が示唆された.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)