Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岡 稔 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50064671)
古澤 清文 松本歯科大学, 大学院歯学独立研究科, 教授 (90165481)
松浦 隆 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (10298408)
上松 節子 松本歯科大学, 歯学部, 講師 (80271378)
柴 肇一 松本歯科大学, 歯学部, 教授(非常勤) (60241303)
大島 嘉久 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (70340057)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
同意を得た歯科矯正治療患者の便宜抜去歯から摘出した歯髄組織を10%牛胎児血清添加イーグル変法MEM培地を用いてExplant Culture法で培養した.歯髄組織よりoutgrowthした細胞を分散後,5-8代まで継代してそれぞれの分化誘導培地で培養した.象牙芽細胞および骨芽細胞の分化誘導では0.1mMデキサメタゾン,0.05mMアスコルビン酸,10mMβ-グリセロフォスフェイトを含むMSC培地を用い,脂肪細胞への分化誘導には0.01mg/mlインスリン,0.2mMインドメタシン,0.5mM3-イソブチル-1-メチルキサンチンを含む培地を用いた.また,破骨細胞への分化には骨吸収因子を用いた.分化した細胞形質の検討では,象牙芽細胞ではdentin matrix protein (DMP), core binding factorα (Cbfa)1, osteocalcin (OC), alkaline phosphatase (ALP),骨芽細胞ではOC, Type I collagen, ALP, receptor activator of NF-κB (RANKL)の発現についてRT-PCR, In situ hybridization,免疫組織染色を行った.破骨細胞ではTRAP染色および象牙質片上の吸収窩形成実験(pit formation assay)を行い,倒立顕微鏡で同定した.その結果,歯髄組織由来培養細胞では,象牙芽細胞,骨芽細胞ならびに脂肪細胞の形質を有する細胞が誘導され,組織体性幹細胞の存在することが示唆された.また,破骨細胞への分化誘導は,象牙芽細胞や骨芽細胞に比べ誘導効率が低いことが明らかとなった.
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