実世界シミュレーションによるコミュニケーションの支援
Project/Area Number |
16680004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中西 英之 京大, 情報学研究科, 助手 (70335206)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥18,850,000 (Direct Cost: ¥14,500,000、Indirect Cost: ¥4,350,000)
Fiscal Year 2005: ¥11,180,000 (Direct Cost: ¥8,600,000、Indirect Cost: ¥2,580,000)
Fiscal Year 2004: ¥7,670,000 (Direct Cost: ¥5,900,000、Indirect Cost: ¥1,770,000)
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Keywords | 実世界シミュレーション / コミュニケーション支援 / 公共空間 / ナビゲーションシステム / 参加型シミュレーション / 社会的エージェント / 仮想現実感 / 拡張現実感 |
Research Abstract |
本研究課題では,公共空間のような大規模実環境における多数の人々の行動のトラッキング,シミュレーション,及びナビゲーションを実現するソフトウェアモジュールを開発し,実世界シミュレーションをユーザインタフェースとするコミュニケーション支援システムの開発環境を構築した.まず,実環境に備え付けられたセンサーから取得される位置や移動速度などのコンテキスト情報を,仮想的な公共空間内のアバターの行動にマッピングする方式を考案し実装した.そして,この実環境アバターを含む仮想公共空間をタッチスクリーン上に表示し,ポインティング操作によって指定する人々の携帯電話に対して音声チャンネルの接続や電子メールの送信が可能なようにした.次に,この群集ナビゲーションシステムの設計・評価を行うための参加型シミュレーションを開発した.まず実環境アバターを,コンピュータが制御する社会的エージェントやデスクトップ環境のユーザが操作する仮想空間アバターと共通の行動モジュールによってシミュレートできるようにするため,入力フォーマットの統合と入力インタフェースの実装を行った.そして,駅構内における群集避難のシミュレーションを構築し,そこにデスクトップユーザや実際の駅にいるユーザがアバターとして参加できるようにした.このシミュレーションと群集ナビゲーションシステムを接続し,少数の被験者によって大規模な群集避難誘導の実験を仮想的に行えるようにした.この実験環境では,被験者は実際に手に持った携帯電話を通して誘導案内を受けとると同時に,仮想現実感や拡張現実感を与えるインタフェースを通じてシミュレーションの中で避難を行う.これを用いて群集ナビゲーションシステムの評価テストを行い,実験環境の有効性を確認した.
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)