図書館等及び学童保育施設を拠点にした実験キットの設置・貸し出しサービスの有効性
Project/Area Number |
16680027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Science education
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
大辻 永 茨城大学, 教育学部, 助教授 (20272099)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥27,690,000 (Direct Cost: ¥21,300,000、Indirect Cost: ¥6,390,000)
Fiscal Year 2006: ¥9,100,000 (Direct Cost: ¥7,000,000、Indirect Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥10,010,000 (Direct Cost: ¥7,700,000、Indirect Cost: ¥2,310,000)
Fiscal Year 2004: ¥8,580,000 (Direct Cost: ¥6,600,000、Indirect Cost: ¥1,980,000)
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Keywords | 科学教育 / 子ども / 異文化理解 / 観光人類学 / 自分史 / カプセル玩具 / CSSE / 実験 / 理科離れ / 図書館 |
Research Abstract |
本研究は、「子どもの科学文化」に着目する、研究代表者の一連の研究に位置づく。最終年度である本年度は、以下を実施した。 1.子どもの科学文化というテーマ性についての検討 国内において資料収集と研究打ち合わせを行った他、オーストラリアの研究者と研究交流を重ね、海外(ハワイ)から研究者を招聘し協議した。その結果、カプセル玩具やテレビ・アニメーション、昔話など、子どもの科学文化に関連したユニークな視点を得ることが出来た。 2.実験キットの開発 実験キットを自作する備品を導入し、実験キットの開発・補充を行った。 3.実験キット有効性調査 実験キットを9種、40組準備し、近隣の小学生40名に対して実験キットの設置・貸し出しを行い、その有効性を調査した。参加した子ども達は理科好きな子ども達であり、その多くが家族と実験を行っていた。実験キットを身近な家庭に持ち込むことによって、何度も繰り返し納得のいくまで実験を行うことができた。また、子どもに寄り添って助言を与える存在の重要性が確認された。一般に、測定機器は、様々なものに対して何度も測定する。この種の実験を楽しんだ子どもは、事後アンケートにおける自由記述量も多い。しかし、ある種の測定機器は、使い方に続いて遊び方を示すなどの工夫がないと、子どもの興味が薄れてしまう。このような場合、書き込み式のワークシートなどを添付すると有効であった。 4.研究成果の発表 以上の成果を、第12回IOSTEシンポジウム(マレーシア)、第37回ASERA(オーストラリア)、第5回国際地学教育学会(ドイツ)、サステイナビリティ学国際シンポジウム(米国)等において発表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)