Budget Amount *help |
¥30,420,000 (Direct Cost: ¥23,400,000、Indirect Cost: ¥7,020,000)
Fiscal Year 2005: ¥12,740,000 (Direct Cost: ¥9,800,000、Indirect Cost: ¥2,940,000)
Fiscal Year 2004: ¥17,680,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥4,080,000)
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Research Abstract |
平成17年度の研究実施計画に従って研究を遂行し,以下の成果を得た. 1.走査ミラー型実時間光線空間取得装置の開発 レーザスキャン光学系と高速度カメラを組み合わせたリアルタイム光線空間データ取得装置を開発した.これにより,640x480画素,10Hzの更新レートで40眼程度のリアルタイム映像を取得することに成功した.さらにこのシステムにより得られる像の歪について検討し,主要な歪は上下方向の伸縮のみであることを示した. 2.ハンディカメラを用いた光線空間取得装置の開発 静的な対象物について,大規模な装置を用いることなく手軽に光線空間を取得できるものとして,ハンディカメラ画像を入力として光線空間を構築する手法を開発した.パターンが描かれた面の上に対象物を置き,そのパターンを用いてカメラキャリブレーションを行いつつ,求めたい光線からの距離が最も近い光線情報を利用して対象とする光線を補間合成する手法を開発した. 3.光線空間法に基づく実時間自由視点画像合成法の開発 多視点映像を入力として,光線空間法を用いてリアルタイムに自由視点画像を合成する手法を開発した.まず現状で利用できるハードウェアの制約を詳細に検討し,ボトルネックとなっているハードディスクの転送速度やネットワークの速度の限界を克服するために,情報圧縮・伸張を利用しながら実時間で入力・補間・合成するシステムを開発した. 4.光線空間における信号処理手法の開発 光線空間の領域で信号処理を行う手法を開発した.その一例として,対象物の前に柵状の障害物があるシーンを対象とし,信号処理によって障害物を取り除いて対象物だけを抽出し表示するシステムを開発した.
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