Project/Area Number |
16700070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Computer system/Network
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
吉廣 卓哉 和歌山大学, システム工学部, 助手 (80362862)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | ホームネットワーク / アドレス自動設定 / 負荷分散アルゴリズム / アドホックネットワーク / 耐故障ネットワーク |
Research Abstract |
アドレス自動設定手法については、平成16年度のシミュレーションにより、全体のアドレス数に対してどの程度のノード数を収容できるかを評価した。しかし、アドレス爆発問題が発生することにより、予想よりも収容可能ノード数がかなり少なく、実用的に問題があることが判明した。このため、アドレスの競合確率を削減し、さらに最悪時にもアドレス爆発が発生しない手法を新たに提案し、シミュレーションソフトとして実装したうえで実験を行った。この結果、アドレス爆発問題が回避され、ノード収容数も大幅に改善されることを確認した。 第2のルーティングテーブルを用いた負荷分散手法については、平成16年度に設計した手法をネットワークシミュレータNS-2上に実装し、パケット到達率を評価指標としたシミュレーション実験を行った。この結果、従来手法と比較すると、パケット到達率についてかなりの改善が見られることがわかり、本方式の有効性を確認することができた。一方、ネットワーク上の通信が飽和している状態では迂回パケットが輻輳リンク以外の通信に悪影響を与えることも確認されるなど、実用化に向けての問題点を把握することができた。今後はこれらの問題点の解決と、パケット到達率だけでは測れないTCP等への影響について調べる予定である。 また、上記の成果をとりまとめ、国内研究会にて3件の研究発表を行った。後者については国際会議投稿に向けて準備中である。
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