複合現実感を用いた人形型デバイスによるアニメーション動作入力支援環境の設計と構築
Project/Area Number |
16700088
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高橋 伸 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (00272691)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | アニメーション / 複合現実感 / 効果線 / キャラクターアニメーション / 人形型デバイス / モーションキャプチャ / ARToolkit / ヘッドマウントディスプレイ |
Research Abstract |
本年度はまず人形による入力部の改良の検討を行った.本研究ではキャラクタアニメーションにおけるキャラクタの動きを入力するために,人形にポーズをつけ,それを2台のカメラにより撮ることで,人形のポーズの3次元姿勢を取得する.この際,従来は人形の関節に色をつけることで,各関節の区別を行っていた.しかし,この手法では関節の位置をロバストに認識することは難しく,システム全体の使い勝手に影響していた.そこで,各関節にLEDをつけることにより,関節位置をより頑健に取得できるようした.また,このLEDを関節とした部品を組み合わせることにより骨格を作り,それによる入力が可能になるようなシステムの検討を行い実装を進めている. また,本研究ではヘッドマウントディスプレイを用いた複合現実感技術により実世界の人形と仮想世界のコンピュータグラフィックス画像を重ね合わせて,キャラクターの動作入力の支援を行うことが目的である.より豊かな表現力を持つコンピュータグラフィックス画像の重ね合わせ技術の研究を行った.具体的には漫画で用いられる効果線の実世界画像に重ね合わせることで,実世界画像内の実世界の対象に関する状態や過去や未来の情報を自然に重ね合わせる技術を考案し,プレゼンス情報の表示に応用してプロトタイプを設計かつ構築した.この技術をキャラクタの動きの静的表現として適用することを検討している.さらに,この技術を用いることにより,アニメーションの各フレーム内にアニメーションの動き自体を静的に表現することができるため,それに対する操作を行ったり記述することができるようになる.そのための技術を開発するために,まず2次元のアニメーションにおいて,その検討を行い,プロトタイプの設計と実装を行った.本研究の3次元複合現実感環境の世界に適用していく検討を行っている.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)