Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
1.研究目的 本研究では,グループウェアの利用履歴を利用して,ユーザ個人に関する作業予測を行うユーザモデルを構築し,グループウェアの機能ツールをユーザに提供するシステムを実現することを目的としている. 2.研究結果 本研究は,グループウェアがシステムとしてユーザの意図や要求を推定し,ユーザに応じたグループワークのための作業支援環境を提供するシステムの開発である.そのポイントは,グループウェアの利用履歴情報とユーザの状況,要望を汲み取り,ユーザに応じた作業支援環境を提供することである.昨年度までに開発したグループウェア基盤は,ユーザの状況をスケジュール情報として捉え,スケジュールに対してどのようなユーザ支援環境が必要かを自動的に判断し,ユーザに提供する機能を持っている. 本年度は,大学研究室におけるシステム試用実験を行い,グループ組織への本システムの効果の検証を行った.特に,試用実験の結果をもとに構築したユーザモデルの検証を行い,ユーザモデルの検討を行った.試用実験の結果から,開発したシステムにおける機能ツールの提供が行われることは確認できた.しかし,現状では,グループウェア機能として実現しているツール群が少ないため,個人のユーザモデルの差の影響が他のユーザにどのような影響するかを考慮する必要がある.また,実際のグループでの情報共有や協調作業では,共有データとしてE-mailやホームページのデータを利用することがあるので,多種コンテンツに対応した共有方式を検討していく必要がある.これらのシステム開発と試用実験に関して,IADIS Applied Computing2007にて「Personalized Groupware Service for Collaborative Communities」という題目にて発表を行った.
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