Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
本研究では,ネットワークにおける仮想人間構築のためのモデル化手法を提案することを目的とし,最終年度においては,初年度構築したモジュール型仮想人間フレームワークの基礎となる基本フレームワークの設計とプロトタイプシステムについて,実用に耐えうるシステムとしての完成を試みた.具体的には以下の手順に従って研究を遂行した. (1)基本フレームワークの完成 (2)物理・知識モデル,および制御インターフェースモジュールの完成 (3)フレームワークとモジュールの整合調整 (4)開発システム・コンテンツの有効性の評価 (5)評価結果の検討 上記5点について具体的に行った研究内容を以下に述べる. (1)前年度設計した基本フレームワークを元に安定性を考慮し更なる改良を行った.(2)各種モジュールについてより実践での利用に即した運用を可能とする改良を行った.(3)(1)・(2)との効率的な整合をとるために実験を繰り返し改めて最適と思われる調整を行った.(4)構築システムを評価するため,実際にシステムにモーションデータ等で取得した人体動作情報と必要な仮想人間構築に必要な情報を入力し評価を行った.(5)(4)における評価の結果より,開発システムおよびコンテンツの評価結果に関しての検討を行った. 本研究を遂行する過程において,前年度の成果を踏まえ,3次元の仮想人間を従来手法より高度に構築・管理・運用する手法を提案することができたほか,データベース型グリッドシステムの新たな応用手法についてWeb3Dを活用することによって様々な応用が期待されることが評価を通じて明らかとなった.
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