生活状態を表現するインタラクティブな住環境の研究-浴室を対象として
Project/Area Number |
16700121
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
平井 重行 京都産業大学, 理学部, 講師 (50367950)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ユビキタス・コンピューティング / スマート・ホーム / 無線ICタグ(RFID) / 日常生活 / 行動計測 / 浴室 / メディア表現 / サウンド制御 / スマートホーム / 入浴 / メディア表現・変換 |
Research Abstract |
住宅内のユビキタス環境で行動計測する研究の一つとして、浴室を対象に浴槽のお湯に浸かってない状態での行動(身体や頭髪を洗う、シャワーを浴びる等)をセンシングして、その情報をサウンドなどの他のメディアで表現する研究を行った。 昨年度は、ユニット型システムバスの壁裏や床下にRFIDリーダとアンテナを取り付け、また浴室内の物品(シャワーヘッドや洗面器等)にRFIDタグを取り付け、浴室内の物品の位置がわかるシステムを構築した。しかしアンテナの特性の問題や、RFIDリーダ制御用に開発したソフトウェアに不備等があったため、今年度はまずそれらの改良を行った。アンテナについては巻き方や形状をいろいろ試し、ソフトウェアについても電波の照射時間やタイミングの調整を行うことで、タグ(物品)の認識率が高まり、認識レスポンスも向上した。このシステムについては、2005年9月に行われたヒューマンインタフェース2005シンポジウムにて発表を行った。また、浴室での行動や入浴者の状態をメディア表現する応用を目指して、物品の位置変化に応じてサウンドで表現するシステムや、位置に応じて音楽が変化していくシステムも構築した。ここでは、前述のソフトウェアから認識IDの情報を別のコンピュータへ送信し、受信側コンピュータでメディア処理(サウンド・音楽制御)を行い、家庭内のコンピュータ分散環境と同等のシステム形態して実現した。メディア処理用コンピュータでは、ビジュアルプログラミング環境Max/MSPでソフトウェア開発を行い、リアルタイムにサウンド・音楽制御を行う仕組みとなっている。このメディア表現するシステムについては、2006年3月に行われた情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会にて発表を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)