Project/Area Number |
16700256
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Statistical science
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
北門 利英 東京海洋大学, 海洋科学部, 助手 (40281000)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 空間的分布構造 / 尤度推測 / 点過程 / ライントランセクト法 / 集団構造 / 水産資源 / クラスタリング / 空間分布 |
Research Abstract |
本研究では,水産資源の空間的分布構造を推測するために,統計モデルの構築および推定方法の検討を目的とした. ライントランセクト調査により観測される個体あるいは群れの位置の情報を想定した資源の空間的構造モデリングとして,点過程を基にモデルの検討を行った.具体的には,2次元Hawkesモデルによる空間分布構造とライントランセクト法により得られる距離バイアスを含んだ観測の融合モデルの構築,およびパラメータの最尤推定法の探求を行った.また,鯨類資源の空間的分布構造について,北大西洋ミンククジラの実データ解析も試みた. 遺伝データによる集団の空間的構造モデリングにも着手した.異なるローカリティに生息する集団間の差異を記述するモデルや,エリアごとに異なる複数集団の混合の様子を捉えるモデルを構築し,より精度の高い尤度推測方法を開発した.また,推定のための計算アルゴリズムの開発も同時に行った,シミュレーションによる推定性能の考察では,開発した方法は陸上の動物よりもむしろ水産生物を対象にした解析でその有効性を示すことが明らかとなった. これらの空間的構造解析法は,今後,水産資源の解析および管理・保全において重要な役割を果たすことが期待される.
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)