分子鋳型膜電極を適用した非侵襲型コレステロールセンサの開発
Project/Area Number |
16700367
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
椎木 弘 大阪府立大学, 産学官連携機構, 助手 (70335769)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 非侵襲計測 / 生活習慣病 / コレステロール / 分子鋳型 / センサ / 高脂血症 / 分子認識 |
Research Abstract |
生活習慣病の一つである高脂血症,特に高コレステロール血症は動脈硬化や狭心症の危険因子であり,コレステロール濃度の適正レベルの維持はゆとりある日常生活を送るための必要条件となっている.従って簡易な計測法の開発は,医療従事者だけでなく多くの人々に切望されている.しかしながら,医療機関で行われる計測の全てが酵素法によるもので,採血(侵襲)を伴い検査技師を要す,感度,選択性が低い,酵素キットの長期保存などの点で問題を抱えている.本研究ではコレステロールの分子鋳型を持つ自己集合単分子膜が優れた分子認識能を持つことを見出し,この分子鋳型膜を組み込んだコレステロールセンサおよびそれを用いる非侵襲計測法の開発を行った.本年度は,電極のスケールダウンを行いセンサの小型化,高感度化や安定性について検討する.実用化を想定して無害で生体になるべく刺激の少ないエタノールなど少量(1mL)を皮膚に接触させて皮膚に含まれる成分を抽出し,この抽出液中のコレステロールを測定した.この際,不純物などを多く含むことが予測されるため,高速液体クロマトグラフにより抽出液の成分を調べ,センシング特性の向上,特に選択性について検討した.これらの成果について,国外雑誌への掲載(J.Electrochem.Soc.),国内外学会(日本分析化学会,日本生体医工学会,ポーラログラフ学会,環太平洋国際化学会議など)での発表を行った.
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)