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歩行動作の観察による歩行能力の学習-脳損傷症例を対象に

Research Project

Project/Area Number 16700405
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Rehabilitation science/Welfare engineering
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

竹村 俊一  京都大学, 医学部保健学科, 助手 (30335236)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords歩行 / 運動イメージ / 脳損傷 / 学習効果 / 運動機能の回復 / 中枢神経系の改善
Research Abstract

自分自身が運動している状態をイメージする、もしくは他者が運動しているのを観察するなどの運動イメージを想起することは、実際に運動している状態に生じる変化と同じような変化を脳に生じさせることができるという。運動イメージによる運動学習は、運動出力の制御を学習させるために有効であるとする報告もある。本研究では、脳損傷患者を対象に主として歩行能力がどのように変化するかを調べた。中枢神経疾患患者4名を対象とした。脳梗塞後片麻痺患者1名、脳腫瘍術後患者2名、脊髄小脳変性症患者1名、平均年齢は66歳±7.1歳であった。運動イメージを行なわない場合の歩行速度は10m歩行時間で24.7±20.4秒であったのに対して、運動イメージを行なった場合は23.3±17.3秒となり、変化は認められなかった。また、運動イメージを行なわない場合のストライドは40.1±12.0cm、運動イメージを行なった場合は37.9±7.4cmとなり、同様に変化は認められなかった。歩行の変化が生じなかった理由として、歩行運動の障害が脳の病変のみでなく、下肢筋の萎縮などの要因に影響を受けることが考えられる。また、運動イメージによる変化は歩行速度の遅いもので大きく、歩行速度の速いものではほとんど見られなかったことから、歩行が皮質の介入を必要としないほど自動化した場合は運動イメージによる介入の効果は薄れるのではないかと考えられた。逆に、歩行速度の遅い場合は運動イメージによる学習の効果が生じる可能性も考えられ、今後の検討の必要性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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