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特殊遺体固定法によるヒトの関節靭帯におけるバイオメカニクス

Research Project

Project/Area Number 16700470
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Sports science
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

山門 一平  東海大学, 医学部, 助手 (20328157)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywordsエンバーミング / 防腐処置 / ホルムアルデヒド対策 / 関節可動域 / バイオメカニクス / 血管造影 / 運動動態 / ストレインゲージ
Research Abstract

前年より引き続き遺体防腐処置の改良を行った。
特に変更・追加した点として、従来の方法も本研究の"エンバーミング法"も御遺体を丁重に扱わせて頂き、その上で完全なる防腐処置を施して、術者の健康に害の出ないようにする。特にここ近年は、急速にホルムアルデヒドの靭帯への影響が重要課題とされており、本研究に使用している固定液であるホルムアルデヒドも例外ではない。そこで、防腐処置時におけるホルムアルデヒドの防護策も研究の一環として検討した。定められた動脈から固定前液と固定液を流入させ、同様に静脈から排出する。この静脈からの排出をドレーンチューブにより閉鎖的に医療廃棄処理用のバックに行う。さらに、漏れ出る固定液等に対してはホルムアルデヒドを吸着させるドライシート等を使用して、処置時のホルムアルデヒドの暴露を抑えた。当然ながら、術者の術着や防護マスク等は着用している。また、個体の特性により固定液の量は適時変更したが、その数値的な目安として、指先などの末梢でのホルマリン濃度を1%と定めた。しかしながら、現在においても簡易的・安価にそれを計測する術が無く検討課題である。遺体防腐処置の最後の点として、防腐処置前の関節可動運動は処置後の結果に大きな影響を及ぼした。
・靭帯の運動動態解析
靭帯の特徴的な線維方向に沿って超小型のひずみ測定装置を設置し、ひずみの計測値から微小の運動動態を計測するために、機材の検討を行った。特に靭帯に近い硬度を持ち正確に応力を測定することを目的とした。数多くのひずみゲージから最小のものを選び出し、4点を同時に計測することが可能な装置を用いて最終的な分析に入っている。報告書の段階で、遺体防腐処置の改良は予定通り完成した。追加した研究に時間を要し、最終的な目標に到達しなかったが、引き続き研究を継続することで結果を学会・論文等で発表する予定である。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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