Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
本研究では,MRI法によるヒト体肢横断面画像から,骨格筋のmarbling-score(畜産研究の分野で使用される肉用牛の"霜降り度"の指標:本研究ではこれをヒト骨格筋に適用)という外的基準の定量化をコンピュータ画像処理により算出することを目的とした。 [実験1-1]MRI法によるヒト骨格筋横断面画像撮影とその解析:marbling-score(外的基準)の定量化 ヒトの右脚大腿部横断面のMR画像を撮影し,得られたT2強調画像より,筋組織と皮下脂肪組織におけるT2値の平均値+/-SDを算出,ヒストグラム化した。そして混在組織の筋/脂肪の比率を算出するため,以下の実験1-2)を行った。 [実験1-2]ヒト骨格筋の擬似筋組織と擬似脂肪組織の混合比率による筋・脂肪間のT2値のscaling ゼラチン・MuCl溶液(T2緩和剤)より筋組織ファントムを,ラード・SDS溶液より脂肪ファントムを各々作成し,これらの混合比率を調整してT2値の尺度化を行った。そして筋/脂肪の混合組織における脂肪比率を推定した。 [実験2]MR画像処理により定量化された骨格筋組織内のmarbling-scoreの妥当性の検討 実験1により得られたMRI法による筋のmarbling-scoreの妥当性を検討するため,食肉ファントム(牛食肉等級で言うA3およびA5の牛肉)を用いて,骨格筋横断T2強調画像を撮影し,骨格筋総面積ならびに筋とその他の組織の面積を算出し,実際の骨格筋,脂肪の組織量を測定した。その結果,筋と脂肪のT2はほぼレベルの値を示し,これは屠殺後に生じる脂肪の飽潤化の影響であると推察され,ゼラチンファントムによるscoringを採用する事とした。 [実験3]超音波法による骨格筋横断画像撮影とその解析 実験1と同一被験者の体肢横断面を超音波法による画像測定装置で撮影し,超音波画像の特徴の抽出を行った。
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