役割・分業形態の設定が可能な協調学習支援e-Learning環境の開発
Project/Area Number |
16700579
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
西森 年寿 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (90353416)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | eラーニング / 協調学習 / 高等教育 |
Research Abstract |
役割・分業形態の設定が可能な協調学習支援e-Learning環境であるProboの開発を行った。ProboはJavaのフレームワークStrutsを用いて作成されたWebアプリケーションであり、標準的なWebブラウザから利用することができる。本システムは、学生同士がお互いのグループワークの内容を共同メモやTODOリストやファイルボックスなどで共有しつつ、協調的に進めることができるよう支援するものである。その他、ガントチャート形式のスケジュールの共有やグループ内の分担している作業の内容と状況を一覧する機能などがある。さらにグループ間の相互作用が起こるように、グループ別の進捗度の比較や、他グループの状況の閲覧なども行える。 高等教育等におけるグループワークなどの授業では、学生に対して(1)活動や作業の見通しを与え、進行を管理させる(2)個人とグループを結びつける(3)グループとクラスを結びつけるという必要があるが、Proboを活用することによってこれが可能となる。 早稲田大学(H16、H17)と明治大学(H17)における、グループでプレゼンテーションを行う授業にて利用実験を行った。授業後、利用ログや学習者からの主観的評価の結果を分析した。分析の結果、Proboが学生たちに好意的に受け止められ、自主的に活用されたことが明らかとなった。また、特にグループ活動の役割・分業状態を把握し、グループ活動を見直すことができるという点で有効性を持つことが分かった。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)