Project/Area Number |
16710111
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Social systems engineering/Safety system
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
西 康晴 電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (20361826)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ソフトウェア信頼性 / 組込みシステム / ソフトウェアテスト / ソフトウェア品質 / ナレッジマネジメント / ヒューマンエラー |
Research Abstract |
1.昨年度に引き続き、ソフトウェア・ハードウェア複合システム(組込みシステム)における企業での実際の開発現場における信頼性経験情報を調査した。医療機器開発企業、自動車用部品開発企業、家電製品開発企業、宇宙・航空システム開発企業、測定機器開発企業、通信用機器開発企業などを調査対象とした。 2.得られた信頼性経験情報について、当該企業の開発エンジニアおよび品質保証エンジニア・信頼性エンジニアにヒアリングを行い、内容の把握と補填、詳細化を行った。 3.把握・補填・詳細化のなされた信頼性経験情報を基に、信頼性情報データベースに蓄積を行った。昨年度はプロトタイプとして一件蓄積したが、今年度は12件のデータの蓄積を行った。蓄積にあたっては、一昨年度および昨年度の研究成果において提案した「障害モードクラスツリー」を基にした。 4.信頼性情報データベースの自己拡張の方法論について提案し、試行した。それによって、12件のデータを基に、5件のデータを新たに推測した。これらは実際に発生した不具合ではなく、まだ発生していないが発生する可能性の高い不具合のデータである。 5.蓄積および推測した信頼性経験情報を用いて、ソフトウェア・ハードウェア複合システム(組込みシステム)のソフトウェアテストを行った。その結果、昨年度得られた約4倍の精度向上に対し、今年度は約18倍の精度向上が確認できた。それによって、本研究の有効性を示すことができた。
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