糖鎖を基盤とするケミカルプローブライブラリーの効率的合成法の開発
Project/Area Number |
16710155
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Living organism molecular science
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
田中 浩士 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (40334544)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | オリゴ糖 / ケミカルプローブ / 固相合成法 / ルイスX / ガン抗原 / 蛍光標識 / グライコミクス / ワンポットグリコシル化反応 / コンビナトリアルケミストリー / ライブラリー / Birch還元 / THPリンカー / ケミカルツール / 固相合成 / アミノ糖 |
Research Abstract |
細胞表層に存在する糖鎖は、他の細胞表面に存在する蛋白質や糖鎖と相互作用することにより、細胞の分化誘導、接着などに関わっていることが知られている。したがって、糖鎖が司る機能を制御することは新たな創薬戦略に繋がる。特に、幹細胞の分化誘導に関わる糖鎖は、再生医療において非常に重要なツールとなることが期待できる。そこで、糖鎖の機能解明を目的として、様々な糖鎖を有するケミカルツールが必要とされている。近年のコンビナトリアルケミストリーの発展により、様々な種類の骨格を有する保護糖鎖のパラレル合成が可能になってきている。ケミカルツールライブラリーの構築の構築には、これらの糖鎖の脱保護、および、蛍光分子や基盤への固定化の足掛かりの導入を行わなければ、ならない。しかしながら、無保護の糖鎖誘導体は、高極性で取り扱いが難しため、従来法で、多種類の糖鎖を一度に扱うには、困難である。そこで、本研究では、固相合成法を用いる保護糖鎖の脱保護、そして、ハイブリッド化について検討する。昨年度までに、プレリンカーを用いる新規固相脱保護法の開発と、それを利用した単純な単糖の脱保護に成功している。本年度は、複雑なオリゴ糖の脱保護を検討した。標的として分岐構造を有するトリメリックルイスX10糖および、ダイメリックルイスX7糖を選択した。これらのオリゴ糖は、ワンポットグリコシル化を利用して効率的に合成した。得られた保護オリゴ糖を本研究で開発した脱保護法を利用して、完全脱保護を行なうことに成功した。さらに、固相上に固定化された無保護糖を利用しする蛍光標識化ケミカルプローブの合成にも成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)