Project/Area Number |
16720027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Aesthetics/Art history
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
京谷 啓徳 九州大学, 人文科学研究院, 助教授 (70322063)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 活人画 / 見世物 / 祝祭 / タブロー・ヴィヴァン / 園遊会 / 山本芳翠 / 額縁ショー |
Research Abstract |
平成17年度科学研究費補助金交付申請書の記載に従い、順調に研究が遂行された。 海外調査としては、ローマのヴァチカン図書館において、バロック期におこなわれた祝祭に関するフェスティヴァル・ブックの調査および資料収集をおこなった。その過程で、とりわけ仮設凱旋門など各種アッパラートを飾った活人画についての新知見をえた。昨年度におこなったルネサンス期の宮廷祝祭における君主の行列の際の山車行列に使用された活人画とあわせて、「はりぼて凱旋門の語るもの-16世紀の君主の入城式におけるアッパラートに関する覚書」と題する論文を執筆、研究雑誌『西洋美術研究』に掲載が決定している(現在再校)。また、ルネサンス期の活人画を含む祝祭行列と文学作品の関係についても言及する論文「ペトラルカ『凱旋』の図像について」を、九州大学大学院人文科学研究院の研究紀要『哲学年報』に発表した。 明治期の「活人画」における教育的機能に関しては、九州大学の所蔵する巌谷小波の著作の調査をおこなった。この作業を通じ、初等教育における児童演劇の前段階として活人画の導入における巌谷の役割が明らかとなりつつある。 昭和期の大衆芸能における「活人画」の調査としては、数度の東京および関西出張を通じ、早稲田大学付属演劇博物館、国立劇場付属図書館、江戸東京博物館、上方演芸資料館などにおいて、当該時期の「活人画」を含む各種大衆芸能に関する資料の収集につとめた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)