江戸時代五十嵐蒔絵に関する調査研究-蒔絵粉の拡大観察を中心として-
Project/Area Number |
16720035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Aesthetics/Art history
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Research Institution | Tokyo National Museum |
Principal Investigator |
竹内 奈美子 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 文化財部, 主任研究員 (50270418)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 江戸時代 / 蒔絵 / 蒔絵粉 / 拡大観察 |
Research Abstract |
1.前年度に引き続き、当該作例より伝来の確かなもの、銘記のあるもの、制作年代の限定されるものを優先し、さらにその様式的特徴が顕著に現れているものを選定し、調査を行った。調査は申請者が対象作品を所蔵する社寺、展示施設、あるいは個人方に赴き、調書の作成、写真撮影、デジタル画像の作成等をおこなうものである。ただしこの調査は、デジタル顕微鏡を用いた蒔絵粉の拡大観察・画像記録を中心とする。当該年度は下記のような施設等における調査を実施した。石川県立美術館・金沢美術工芸大学・金沢市近世史料館・金沢卯辰山工芸工房・伊須流岐比古神社・白山比〓神社(以上石川県)、瑞龍寺・城端曳山会館(以上富山県)、蓮華寺・表千家北山会館(以上京都府)、名古屋市博物館、その他各個人所蔵家 2.デジタル顕微鏡で撮影した蒔絵粉の画像を、映像解析ソフトを用いてコンピュータで画像処理することにより、蒔絵粉の大きさや数などについて、数量的データを作成した。また同じスケールにおいて蒔絵粉画像の比較を行うことにより、各作品におけるその形状に関する特徴を記述した。 3.両年度にわたる調査によって得た蒔絵粉の大きさや数、形状の特徴を分類し、現在わかっている数少ない制作年代の下限を指針として比較検討することにより、その編年を試みた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)