デジタル化社会におけるあいさつ行動の役割と変容:「繋がり合うこと」の日米比較
Project/Area Number |
16720079
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Linguistics
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
井出 里咲子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 講師 (80344844)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 言語人類学 / 社会言語 / あいさつ / 日米比較 / グリーティングカード / 電子メール / 日本社会 / アメリカ社会 / ことばの民族誌 / 社会言語学 / 言語人類 / メール |
Research Abstract |
本年度及び補助金交付期間の研究成果は以下に示す通りである。 (1)課題研究の先行研究として研究代表者がこれまでに行ってきたアメリカ社会における対面のあいさつ(スモールトーク)の研究と、日本社会における対面のあいさつ研究とを比較分析の上、それぞれの行動様式の特徴から考察される「日米の共在の空間」についてまとめた。この内容は、井出里咲子著「あいさつとスモールトーク:ことばの潤滑油を超えて」と題し、『講座社会言語学:異文化とコミュニケーション』(ひつじ書房)(2005年)に掲載された。 (2)課題研究であるアメリカ社会の商業場面における対面のあいさつの社会的意味機能について、The pragmatic functions of"small talk" in American service encounter interactionと題し,筑波大学外国語センター紀要『外国語教育論集』第29号(2007年)に出版した。 (3)アメリカ社会におけるあいさつとの比較の上で、日本社会におけるあいさつが語用論、メタ語用論的にどのような機能もつのかをまとめた"Aisatsu"をHandbook of Pragmatics(John Benjamins Publishers)に出版予定である(現在校正段階)。 (4)課題研究のための調査として日本人とアメリカ人のあいさつ感が電子メール、インターネット、携帯電話の影響を受けて変容しているかについて、2005年3月21日〜30日に米国サンフランシスコ市で調査を行ったが、日本の調査結果を加味し、論文として出版予定である。 (5)課題研究の一部である学術図書の出版(オランダJohn Benjamin Publishersと出版契約あり)準備は現在進行中である。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)