• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

デーモクラティアー関連諸用語の文献学的分析による古代ギリシア初期民主政思想研究

Research Project

Project/Area Number 16730067
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Politics
Research InstitutionHitotsubashi University

Principal Investigator

名和 賢美  一橋大学, 大学院法学研究科, COE研究員 (40361860)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsデモクラシー / 民主主義 / 民主政 / 古代ギリシア / 政治思想 / 公共空間 / 公開 / メソン
Research Abstract

平成18年度は本研究課題3ヵ年計画の最終年度として、内外の諸研究機関から文献を収集するとともに、古代ギリシア初期民主政思想研究に関連する用語であるイソス(平等な)合成語、つまり、イソノミアー、イソクラティアー、イソモイリアーについて、過去2年間同様の文献学的分析を行った。
イソノミアーを例に挙げると、まずはギリシア語文献テキストデータベースを用いて、紀元前8世紀から前5世紀までの現存文献からισονομを含む語全てを検索し、ヒットしたものの中からイソノミアーの全活用形を拾い集めた。こうして網羅的に用例を収集した上で、各用例をそれぞれの文脈において検討し、その意味と性格を考察したのである。同様に、イソクラティアーの場合にはισοκρατを、イソモイリアーの場合にはしισομοιρをもとに行った。以上三用語のこの期間における現存数は、デーモクラティアー自体に比べかなり少ないが、初期民主政と深く関わる用例が多く見られた。その研究成果については、一部を平成19年5月の政治思想学会にて発表予定であり、また論文執筆の準備も進めている。
以上の作業終了後、この3年間で検討したデーモクラティアー関連諸用語と、本研究のキーフレーズである「メソン(真ん中)に置く」という表現との関連を検討したところ、さらなる課題が見出された。すなわち、本課題における研究対象はいわばデーモクラティアーの類義語に限定されていたが、初期民主政思想に関する文献学的アプローチの総合的な成果をまとめるためには、その反意語、例えばバシレイアー(王政)、モナルキアー(君主政)、テユラニス(僭主政)、アリストクラティアー(貴族政)、オリガルキアー(寡頭政)などについても、同様に分析する必要があるということである。この新たな課題についてはすでに着手しており、今後一層計画的に取り組むことにしたい。

Report

(3 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi