テレワーク社会の信頼形成を意識したオンライン協働作業教育モデルの構築
Project/Area Number |
16730189
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Business administration
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
柳原 佐智子 University of Toyama, 経済学部, 助教 (40262505)
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Project Period (FY) |
2004 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,547,120 (Direct Cost: ¥2,547,120)
Fiscal Year 2007: ¥347,120 (Direct Cost: ¥347,120)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | テレワーク / 協働作業 / 情報品質 / 協調作業 / 休暇制度 |
Research Abstract |
本年は最終年度であることから,前年までに検討した教育モデルと照らし合わせながら,どのような人材を養成することがテレワーク社会に必要なメンバー間の信頼形成を容易にするかについて検討を行った. テレワークを用いて協働作業を行うためには,流通させる情報の品質をいかに保証するかが重要である.しかし現在,流通する情報の品質は様々であり,その品質を見極めるためには情報を利用する人の情報リテラシーが重要である.そこで本年は,オンライン協働作業を行いながら情報を発信する専門家として「情報品質プロフェッショナル」を位置づけ,そのために必要な能力について議論した.情報品質プロフェッショナルには情報解釈能力が必要とされ,その能力は,「解釈のための手段・技術」ど「文脈を読み取って解釈を組み立てる能力」の二つで構成される.さらに後者は,「認識力」「選別力」「文章構成力」に細分化されることを示した.また,従来の情報リテラシーと比較し,情報解釈能力が情報リテラシーと部分的に相互包含関係にあることを指摘した.さらに,情報解釈能力の養成には熟達化のプロセスが重要で,その能力の測定には困難な部分があることを示唆した. 以上の通り,具体的な人材像を位置づけた上でそのために必要な能力を明確にしたことで,テレワーク社会に対応可能な人材の養成の具体的な道筋の一部を構築することに貢献した.
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)