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要介護高齢者のウェルビーイングとその構築過程に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16730288
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Social welfare and social work studies
Research InstitutionSeitoku University Junior College (2006)
Saitama Prefectural University (2004-2005)

Principal Investigator

渡邉 敏惠 (楠永 敏惠)  聖徳大学短期大学部, 講師 (90363788)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords要介護高齢者 / ウェルビーイング / 質的研究 / 対処 / 病いの経験
Research Abstract

本研究の目的は、(1)日本の要介護高齢者を対象にして、要介護状態になることの困難、生活や人生を再構築する過程、再構築を左右する対処のありかたを経時的に把握し、定義しなおされたウェルビーイングの構造と特徴を明らかにする。(2)それらを通して、要介護高齢者の生活・人生とそれに関わるニーズを把握するための方法を提示するとともに、保健・医療・福祉サービスのあり方人の提言をする、である。
18年度は、16・17年度にインタビューを行った5名の在宅要介護高齢者に、3度目の追跡調査を行い、生活状況の変化、対処、ウェルビーイング(幸せや支え)などについて聞き取りした。
その結果、心身機能にほぼ大きな変化はなく、安定した生活を送れていた。「目標の再設定」「残存能力を豊かにする」「人的・物的資源を用いて喪失を補う」「よいことをさがす」「深刻に考えない」の対処を引き続き用いていることが確認された。また、ささやかな「受動的なアクティビティ」、日常的にある「対人関係」などがウェルビーイング維持に重要であり、ウェルビーイング(幸せ)が得られている基準は、「喜び・安心感を得ている」「期待が充足している」「前向きな生き方をしている」にまとめられた。
要介護状態になることにより新たな困難を抱えるが、それに対する行動的・認知的対処があり、特に身近な楽しみをもったり期待水準を下げたりするなどしてウェルビーイングが得られることが確認された。要介護高齢者を支援する者は、これらの対処方法について理解しておくことと、個々のウェルビーイングをもたらす日常的なことがらを把握し、実現できるようにすることが重要と考えられた。
これらの調査結果について、現在、学術論文として投稿準備中である。

Report

(3 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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