Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
2004年 フィールドワークとして、パレスチナ・イスラエル両地域での現地聞き取り調査、および基礎データの収集を行った。それらの資料を元に、紛争と平和に関するシミュレーション・ゲームを独自にデザイン作成し、日本国内における日本人参加者により実施・修正を重ねた。一般的な政策系シミュレーション・ゲームについての学会論文を1件発表した。2005年 前年度成果の発表(学会発表6件、論文発表1件)を行うとともに、前年度作成したシミュレーション・ゲームの英語版を作成し、海外大学における政策系学部の教員・学生を対象に、非紛争地の海外参加者により実施した。その結果を元に修正を重ね、ゲームの英語版をほぼ完成した。《学会発表は、(1)「紛争地における他者とのつながり」(異文化問教育学会年次大会)、(2)「平和構築ゲームのデザインと概要」(東京工業大学inter-coe21)、(3)「ゲーム、想像力の翼、そして協働:社会問題をともに考えるときにゲーミングはいかに有効か」(JASAG秋季年次大会)、(4)'Games and Simulations in International Relations and Politics'(ISAGA年次大会、於アトランタ、アメリカ)、(5)'The Governance of Israeli-Palestine conflict'(ISIG年次大会、於ゴリチア、イタリア)、(6)'Performance of Peace Building Game'(ISAGA夏季サマースクール、於クラコウ、ポーランド)。》2006年 前年度成果の発表(学会発表2件、論文発表1件)を行うとともに、パレスチナ=イスラエル両地域でのゲーム実施の受入機関を探し、ファシリテーターとの打合の上、紛争地における政党党員および市民によるゲーム実施に成功し、実施記録をデータ収集した。これらの試行により、ゲーム素材および効果測定用紙の、ヘブライ語およびアラビア語版への翻訳をほぼ完成した。《学会発表は(1)「共感的視点を作る紛争解決の体験ゲーム学習」(中部日本教育学会定期研修会)、(2)'Game Presentation: Peace building game in a region of conflict'("Democracy and Human Rights in Multiethnic Societies"、於コニッツ、ボスニア=ヘルツェゴビナ)。》
All 2006
All Journal Article (1 results)
アカデミア(人文・社会科学編) 83
Pages: 355-368
40007449755