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個人目標における接近-回避次元が心身に及ぼす影響の検討

Research Project

Project/Area Number 16730337
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educational psychology
Research InstitutionDoshisha University

Principal Investigator

田中 あゆみ  同志社大, 文学部, 助手 (00373085)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords動機づけ / 目標 / 接近と回避 / Well-being
Research Abstract

個人目標における接近-回避次元が心身に及ぼす影響を検討するために、本年度は大学生に対する短期縦断的調査および臨床群に対する予備的調査を行った。
大学生に対する調査は、心理学の講義を受講する284名(男性136・女性112)に対して行った。個人目標について4月に、心身のWell-beingについて4月と6月に質問紙調査を行った。その結果、Emmons(1986)に従い8つ記入させた個人目標のうち、例えば「他人に悪い印象を与えない」「授業を休まない」といった回避型の個人目標の割合は20%(SD=.18)であり、米国の結果と比較すると10%程度多かった。これらの回避型の目標が心理的および身体的Well-beingに及ぼす影響を重回帰分析で検討したところ、不安(β=-.15,p<.01)、感情バランス(β=-.11,p<.10)、活力(β=-.10,p<.10)、生活満足感(β=-.08,p<.10)に対してのみ弱い負の影響が認められた。従って、回避型の目標を持つより、例えば「人にやさしくする」「積極的になる」といった接近型の目標を持つほうが心理的適応に対してよい効果があるといえるが、米国の調査結果と比較するとその影響は弱いようである。これらの結果の一部は関西心理学会第116回大会にて発表された。また米国での調査結果を統合した論文を投稿準備中である。
臨床群に対する予備的調査は、精神科に通院する患者16名(男性9・女性7)を対象に行った。大学生群と比較すると回避型目標の割合は大きいことが予想されたが、臨床群においても20%であり差は認められなかった。しかし一方で、回避型目標と生活満足感には正の有意傾向の相関があり(r=.48)、その他の指標についても、大学生群に見られた結果とは逆の傾向が示唆された。これらの結果は学会にて発表予定であるが、今後さらに規模を拡大した調査を行う必要がある。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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