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社会的ひきこもり傾向者の友人関係のルールに関する研究

Research Project

Project/Area Number 16730340
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educational psychology
Research InstitutionTottori College

Principal Investigator

畠山 寛  鳥取短期大学, 幼児教育学科, 講師 (90369752)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords社会系心理学 / ひきこもり / 友人関係のルール / 引きこもり / 社会的引きこもり / 青年期の友人関係 / ルール(社会的ルール)意識 / 自己愛傾向 / 対人恐怖的心性
Research Abstract

平成18年度の研究目的は友人関係のルールに対するメタ・ルール的要因を明らかにすることであった。大学生231名(男性40名女性191名)を対象に,友人関係に関するルール(自分の気持ちや個人的問題を友人に打ち明ける,友人のプライバシーを尊重する,友人の精神的な支えになる.友人の人間関係を妬んだり非難したりしない,自分の成功の喜びを相手と共有する)に対して,どのような意識を持っているのか(関係の維持,気分が良くなる,何らかの効果がある,役立つ,してもらいたい行為である,してあげたい行為である,信頼に関わる行為である)を評価させた.
調査対象者を,対人恐怖的心性に関する尺度(岡田,.1993)及び,自己愛人格目録短縮版(小塩,1998の得点の高低により,両方の得点が高い「社会的ひきこもり傾向群」,「対人恐怖的心性高群」,「自己愛人格高群」,両方の得点が低い「一般群」の4群に分割し,それぞれの群においてルールに対する意識を独立変数とし,ルール評価を従属変数とする重回帰分析を行った。
その結果,一般群では,5つのルールのうち4つのルールにおいて「関係の維持」が結びつくと考えていることが示されたが,社会的ひきこもり傾向群ではすべてのルールの重要性に対して「関係の維持」が結びつくと考えていることが示された。さらに,ルール評価には一般群と社会的ひきこもり群には違いが見られなかったことから,ルールの重要性評価とメタ・ルール的要因において,一般の者と社会的ひきこもり傾向者には大きな違いが見られないと考えられる。つまり,社会的なひきこもり傾向は,友人関係におけるルール意識が一般の者よりも低かったり,あるいは,ルールに対する考え方によって生起するということではないと考えられる。

Report

(3 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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