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呼吸運動との協調を伴う周期的道具使用動作の「巧みさ」の発達

Research Project

Project/Area Number 16730368
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Experimental psychology
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

三嶋 博之  福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (90288051)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2005: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Keywords呼吸運動 / 巧緻性 / 協調
Research Abstract

道具使用場面における課題の難易度と全身の協応状態との関係を明らかにするために、実験参加者の課題遂行時における「測定圧力中心分布」を、重心動揺計(ひずみゲージ式変換器:LUB-5OKB-P 4台、計装用コンディショナ:WGA-67OB-O 4台から構成)によって測定した。実験参加者の課題は「ハサミ(全長165mm,刃渡り75mm)の開閉運動」とし、ハサミの開閉運動(ヒンジ部における角度変化)を村田製作所製トリマポテンショメータ(PVS1A)によって計測した。大学生(すべて右利き)を被験者とし、楽な呼吸を行いながらもっとも好ましい速度で、しかし実際には紙を切らずに空中でハサミを開閉する条件(A条件)、および、楽な呼吸を行いながらもっとも好ましい速度で、A4版上質コピー用紙の長辺の縁を「およそ1cmの深さで、できるだけ細かく、ほぼ一定の間隔で短冊状に切り込むこと」を繰り返す条件(B条件)とに分けて実験を行った。重心動揺計から得られた波形データ(30秒間分)について、再帰性定量化分析(Recurrence Quantification Analysis)における3つの指標(%REC,%DET,MAXLINE)によって評価した。その結果、特に「%DET値」において、A条件<B条件となることがあきらかとなった。この結果は、ハサミを単に空中で開閉しているときとよりも、ハサミを使って紙を切るという注意を要する課題を遂行しているときに、全身の協調状態に関して、より決定論性の強い状態が構築されていることを示している.呼吸運動は重心の変動に影響を与える要因の一つであるが、呼吸運動を含む全身の協調状態は、道具使用場面において、課題に即して目的的に変化することが示唆された.

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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