Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
可積分系アルゴリズムを用いた数値計算アルゴリズムの開発およびその応用を行う. Kakarara-Ogunbonaによる特異値分解を用いた画像圧縮アルゴリズムに関する研究では,特異値の近接度を緩和するアルゴリズムを考案した.ある特殊な画像に対しては特異値が近接し多くの数値誤差を含む可能性がある.これを回避するため画像にある縁取りを施すことで近接度を緩和し,数値不安定性を回避することに成功した.この研究成果を特許出願した.また,ウェーブレット変換による数値シミュレーションでは,各種基底と時間差分スキームと組み合わせによる数値誤差を評価し,次の研究発表を行う. 学術論文誌 ●近藤弘一,笹田昇平,小幡雅彦,岩崎雅彦,中村佳正:Kakarala-Ogunbonaの画像分解における特異値の近接度を低減するアルゴリズム,情報処理学会論文誌:コンピューティングシステムACS18,2007. 学会発表 ・ Shohei SUGIMOTO, Shohei SASADA, and Koichi KONDO : Numerical simulations for evolutionary PDEs by the wavelet-Galerkin method, SIAM Conference on Nonlinear Waves and Coherent Structures 2006, University of Washington, September 10, 2006. ●笹田昇平,近藤弘一,岩崎雅史,中村佳正:特異値分解による画像分割で現れる特異値の近接度を緩和する方法,日本応用数理学会年会,筑波大学,2006年9月16日. 研究集会発表 ●笹田昇平,近藤弘一,岩崎雅史,中村佳正:特異値分解を用いた画像分解における特異値クラスタを緩和するアルゴリズム,研究集会「非線形波動現象における基礎理論数値計算および実験のクロスオーバー」,九州大学応用力学研究所,2006年11月7. ●杉本昌平,近藤弘一:Bスプラインガラーキン法による数値シミュレーション,研究集会「非線形波動現象における基礎理論,数値計算および実験のクロスオーバー」,九州大学応用力学研究所,2006年11月7日.
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