軽い中性子過剰核内部での陽子、中性子分布の異常変形の研究
Project/Area Number |
16740158
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
今井 伸明 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (80373273)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 不安定核 / エキゾチックな核構造 / 四重極集団運動 / 少数量子多体系 / 不安定核分光 / 換算遷移確率 / 励起状態寿命測定 |
Research Abstract |
2005年9月18-22日にハワイで行われた、第二回日米物理学会合同核物理分科会にて「^<16>Cにおける四重極集団運動の異常抑制の発見」というタイトルで招待講演を行った。また、同学会にて、より軽い中性子過剰核^<12>Beにおける陽子の四重極集団運動性を現す、第一励起状態の寿命測定実験の予備的な解析結果について、新しい寿命測定法の紹介と共に口頭発表を行った。 ^<16>Cにおいて陽子側の四重極運動が異常に抑制されていることが第一励起状態の寿命測定実験から分かったので、中性子側の四重極運動性を調べるために、^<16>Cの第一励起状態への陽子非弾性散乱実験を行った。陽子非弾性散乱断面積は、核内の中性子四重極集団運動性に敏感な物理量である。現在までに調べられている全ての原子核において、陽子、中性子の核内四重極集団運動性は、両者ほぼ同じであることが分かっている。したがって、陽子の四重極集団運動が抑制された^<16>Cでは、陽子非弾性散乱も抑制されると予想された。しかし、^<16>Cに対する非弾性散乱断面積は、周囲の原子核の値とほぼ同じであることが判明した。これは、^<16>Cにおいて中性子の四重極集団運動性は抑制されていないことを意味し、^<16>Cでの四重極集団運動の異常抑制は陽子側の寄与によるものだと結論づけられた。本研究は投稿論文にまとめられ、Physical Review Cに掲載された。 本研究課題の本来の研究対象である^<15,17>B,^<18>Cにおける四重極集団運動の研究については、いずれも実験が終了し、解析を進めている段階である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)