古地磁気データを用いた過去80万年間の地球磁場変動の解明
Project/Area Number |
16740258
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Solid earth and planetary physics
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
畠山 唯達 岡山理科大学, 情報処理センター, 講師 (80368612)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 地磁気永年変動 / 古地磁気データ / ブリュンヌ正磁極期 / インバージョン解析法 |
Research Abstract |
平成18年度に、科学研究費補助金を受けて行った研究の成果は以下のとおりである。 地磁気永年変動解析法に関する研究、とくにサンプル数が少ない場合の球面調和関数を用いた解析法:古い岩石が保持する古地磁気データセットを用いた解析をする上で、最も問題となるのはその量の少なさである。また、古地磁気データは、非常に誤差が大きいし、堆積物を使用するときは場合によって偏角が使えず伏角だけを利用することにもなる。そこで、このような厳しい環境でのインバージョン法と、超パラメータ(ダンピングパラメータ)の決定について、サイト数と分布を変えながら検討した。その結果、方位データが伏角と偏角を両方利用でき、ある程度質の良いものであれば、30程度のサイトで十分であろうことがわかった。しかし、現実には、堆積物データの多くで偏角が利用できない可能性が高いので、30では足りないと考えられる。現存するデータセットは数十万年レベルの解析には若干足りないかもしれない。この成果は現在「Effects of the site distribution and the prior information on the inverted geomagnetic field model : a case study applying the ABIC method to the synthetic datasets」というタイトルで、Earth, Planets and Space誌に投稿中(現在は修正稿の査読を経て再修正をしている最中なので、成果一覧に載せていない)である。また、一部は研究代表者が所属する岡山理科大学情報処理センターの研究報告(紀要なので成果一覧に載せていない)に、「ダンピングなどを用いた逆問題における最適解の存在について」というタイトルで公表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)