Project/Area Number |
16750024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
河合 英敏 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50322798)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 超分子 / 自己集合 / 分子認識 / アロステリック / マクロサイクル / イミン / 動的共有結合 / ロタキサン / 酸化還元 / 蛍光色素 |
Research Abstract |
1)ヒドリンダセンジアミド誘導体のアロステリック会合に基づく超分子ポリマーの構築 正のホモトロピックなアロステリック会合能を有するヒドリンダセンジアミド体と、相補的な水素結合パートナーとなるレゾルシノールを連結したモノマーユニットを用いる核形成・伸張プロセスに基づく超分子ポリマー構築を目的とし、検討を行った。レゾルシノール部を片側にのみ持つモノマーを合成し、自己会合能を調査したところ、望みの自己会合様式に基づく2量化が認められた。また、この2量体へのアドレナリン添加においてアロステリック会合能およびそれに伴う2量体の解離が認められた。 2)光学活性ヒドリンダセンジアミド誘導体によるアドレナリン類の分子認識 先に開発したアドレナリン認識能を有するヒドリンダセンジアミド誘導体に、より高い分子認識能を付与すべく、光学活性アミノ酸の導入を行った。(E)-L-アラニン誘導体のアドレナリン認識能を調査したところ、会合強度の向上とともにジアステレオマー錯体を形成することがわかった。 3)ヒドリンダセンを軸分子とするイミン架橋型ロタキサンの構築とその特性 軸分子と環状分子とが可逆なイミン結合によって連結された動的共有結合連結型ロタキサンを開発した。この分子はイミン結合時には環が固定され、加水分解により環に自由度が付与される新規ロタキサン分子である。今年度はより柔軟な環部をもつ誘導体を合成し、その加水分解に基づく動的平衡を調査したところビスイミン体、モノイミン体および[2]ロタキサン間の平衡状態となることが確かめられた。さらにより低温で[2]ロタキサンの組成比が増加する興味深い現象が認められた。これはロタキサン構成要素間の運動性がより低温で増加していることを意味しており、新たな分子運動性の制御機構として応用が期待される。また、このもののチオアセタール化による非平衡な[2]ロタキサンへの変換にも成功した。
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