Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
サブミリ波コルゲートホーンアンテナのリターンロスが交差偏波特性を劣化させずに向上する設計手法の提案と、本設計法の有効性を理論的アプローチと実験的アプローチの両側面から検証を行った。更に、これまで困難であったサブミリ波を用いたリターンロス特性の測定法についても検討した。1.提案している設計手法を用いることで、サブミリ波コルゲートホーンアンテナのリターンロス特性が交差偏波特性を劣化させることなく飛躍的に改善する。つまり、アンテナの使用帯域幅すべてにおいて交差偏波レベルを主偏波に対して-45dB以下に保ったまま、リターンロスを-30dB以下にすることができる。更に、本設計手法の採用が何故このような改善をもたらすのかについて理論的に検証することで、様々な周波数帯域での使用を想定したアンテナへの応用が可能な一般的な設計法へと発展させることができた。これらの事は、数値計算シミュレーション及び実験により実証している。本研究成果は、国際会議において発表した上で、学術論文誌へ投稿し掲載予定である。2.研究代表者が提案しているサブミリ波を用いたアンテナ性能測定システムによって、アンテナのアンテナビームパターン測定のみならず、交差偏波特性の測定に成功した。これにより、交差偏波特性の測定が非常に難しい原因を追及し、有効な測定法と、交差偏波特性の改善に有効な設計法についても検討することができた。更に、リターンロス特性の測定方法について光学系を用いた測定方法と、導波管方向性結合器を用いた方法について数値計算シミュレーションによる検討と、実験的な検討とを試みた。これらの研究成果については、国際会議および学術論文誌への投稿を予定している。
All 2007 2006 2005 2004
All Journal Article (16 results)
Publications of the Astronomical Society of Japan 59巻3号(掲載予定)
10023946100
映像情報メディア学会技術報告 HCT-2007-9
Pages: 33-36
映像情報メディア学会技術報告 HCT-2007-10
Pages: 37-40
映像情報メディア学会技術報告 HCT-2007-24
Pages: 95-98
Proc. of 2006 Progress in Electromagnetics Research Symposium 1巻(CD-ROM)
電気関係学会九州支部連合大会 講演論文 1巻(CD-ROM)
Proc. of 2006 Progress in Electromagnetics Research Symposium (掲載予定)(受理)
電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播 A・P2005-144 105巻561号
Pages: 61-64
110004082889
電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播 A・P2005-129 105巻561号
Pages: 1-4
電子情報通信学会 技術研究報告 アンテナ・伝播 A・P2005-130 105巻561号
Pages: 5-8
Proc. of the 10^<th> International Symposium on Microwave and Optical Technology 1巻
Pages: 351-354
Proc.of SPIE for the 9th International Symposium on Microwave and Optical Technology 5445巻
Pages: 446-449
Pages: 176-179
電子情報通信学会技術研究報告アンテナ・伝播 103巻571号
110003246462
日本天文学会2004年春期年会講演予稿集 1巻
電子情報通信学会総合大会講演論文集 B-1巻
Pages: 281-281