アウェアネス映像における人物表示の制御によるプライバシ保護手法の開発
Project/Area Number |
16760319
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
System engineering
|
Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 人物隠蔽 / アウェアネス / 映像通信 / プライバシー / 画像認識 / プライバシ / 顔面像取得 / 人物追跡 / 人物認識 |
Research Abstract |
遠隔モニタリングや遠隔共同作業者間でのコミュニケーション支援などのために,映像を常時送信して「状況映像」を提供するシステムが多くなってきた.このようなシステムでは,映像そのものを送信するため被写体となる人々に心理的な抵抗感があり,プライバシ侵害の恐れがある.本研究では、ビデオ映像において映像内の人物が自分で自分の像の隠蔽表示を制御して,プライバシを軽減するシステムの開発を目的としている.映像を送信する前に画像処理・認識・圧縮の技術を駆使し,その映像中の人物の状態や行動を把握し,状況によって人物領域の表示を変化させてプライバシを保護しつつ,かつ効果的に状況映像を伝えるビデオ通信システムを構築した.このシステムでは,通常(人物がカメラから離れているとき)は少ないパケット通信量で行動をモニタリングし,必要に応じてカメラの直前でTV電話としても機能する.従来,このようなシステムを実現する際に,画像処理・認識又は画像圧縮機能を別々に開発する必要があった.そのため,システムの規模が大きくなり,実用化困難であった.これに対して,本研究ではJPEG2000国際標準の要素技術を活用し,画像圧縮及び画像認識両方の機能をJPEG2000の規格に基づいて開発し,システムの複雑さを削減できるうえハードウェア化が可能であり,将来のカメラに内蔵する機能としても実現することができる.これにより,プライバシ保護とモニタリングの両立が可能となる.福祉やセキュリティー分野への応用ができる.
|
Report
(2 results)
Research Products
(5 results)