建設汚泥を改良した保水型粒状路盤材による舗装体内の温度上昇抑制に関する研究
Project/Area Number |
16760363
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil engineering materials/Construction/Construction management
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
西 元央 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 助手 (20315980)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 建設汚泥 / 泥土 / 粒状材料 / 路面温度 / 表層材料 / 歩道舗装 / 路盤材 / 保水性 / 蒸発水量 / CBR |
Research Abstract |
今年度では,建設汚泥等の泥土を原料とした粒状材料による舗装の温度上昇抑制効果を検討した.また,前年度の研究結果より,この粒状材料を舗装の表層材料に使用する場合に温度上昇抑制効果が大きくなることが予想されることから,表層への適用性を検討した. 粒状材料を使用による夏場における舗装体内の温度上昇を抑制する舗装構造を検討するために,粒状材料を透水性舗装,保水性舗装およびインターロッキングブロック舗装の路盤に適用した場合と表層に適用した場合の各種表層材料の路面温度等を測定した.粒状材料を路盤に適用した場合,各種表層材料の路面温度は従来の路盤材料である砕石と比較してほとんど差は見られず,路面温度の上昇抑制効果を期待できないことがわかった.表層に適用した舗装では,マサ土による土系舗装に比べて,吸水・保水性能,蒸発性能および路面温度は概ね優り,表層への適用による路面温度の上昇抑制効果が大きいことを明らかにした. 粒状材料の車道の表層への適用は強度的に難しいが,歩道や公園内の道路などの舗装であれば,表層への適用も可能であると予想される.歩道舗装の表層への適用性を検討するため,従来使用されている歩道舗装の表層材料と歩道としての各種性能を比較した.さらに摩耗試験,乾湿繰返し試験,凍結融解試験を行い,耐久性を検討した.その結果,粒状材料を使用した表層材料の各種性能を明らかにするとともに,凍結融解による強度低下が土系舗装より大きいが,その他耐久性は優れていることを示し,粒状材料を歩道舗装の表層へ適用可能であることを示した.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)