建築物壁面の音響拡散性能の評価および予測に関する研究
Project/Area Number |
16760470
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐久間 哲哉 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (80282995)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 音響拡散 / 拡散係数 / 数値解析 / 建築音響 / 境界要素法 / 模型実験 |
Research Abstract |
本研究は、音響拡散性能の定量化に関して、模型実験と数値計算の2つのアプローチを2年間同時並行で相補的に推進するものであり、前者では模型製作・音響計測、後者ではプログラミング・データ分析の各作業において、大学院生等の研究補助を一部受けて実施されている。 模型実験に関しては、今年度に直方体残響室(内寸:6m*5m*4m)を模擬した1/5縮尺模型の製作が完了し、前年度に構築した音響再生機器、収音機器、信号処理装置からなる音響計測システム一式を導入の上、室内音響インパルス応答計測の試行を行った。 数値計算に関しては、前年度に構築した壁面の拡散係数の予測に特化した解析アルゴリズムにさらなる改良を加えて、具体的には大規模音響解析用の高速多重極境界要素法を導入し、建築音響分野で必要となる4kHz帯域まで計算が可能となった。さらに、アーヘン工科大学、ルーヴェンカソリック大学、リエージュ大学の研究協力を得て、3機関における実大実験・縮尺模型実験と本研究における数値計算との相互比較を行い、数値解析手法の妥当性、実測手法の信頼性が確認された。 上記一連の研究成果の公表については、日本建築学会2005年度大会、日本音響学会2005年度秋季研究発表会、2006年度春季発表会、国際騒音制御工学会会議Inter-Noise 2005にて口頭発表を行うとともに、学術雑誌Acustica/acta acustica、Applied Acousticsに査読論文を投稿中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)