Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
1)前年度成果のとりまとめ 前年度成果をとりまとめ,日本建築学会近畿支部(2006.6,1題),日本建築学会大会(2006.9,1題)にて口頭発表した. 2)CFD解析による建物内外気流の流管解析 前年度は、通風において室内側の流管面積の検討を行ったが、今年度は、室外側の流管同定を行い、乱流モデルとして標準k-εモデル及び応力方程式モデル,及びメッシュ数をパラメータとしたCFD解析により,流管性状、面積変化性状,流管内の圧力分布に関する検討を行った。結果、建物の剥離域近傍での面積変化が見られ、室外流管では、分流や合流の抵抗よりも剥離域によって形成される縮流域での圧力損失が卓越していることが分かった。 3)パワーバランスモデルの適用の可能性 室外流管解析の結果より圧力損失の発生する領域が限られていることが分かったため、エネルギー保存に基づく流管解析手法(パワーバランスモデル)の適用に際しては、その流管の定義を明確にする必要があることが分かった。 4)開口部への捕集面積(Catchment Area)を用いた通風量予測法 研究協力者(Mats Sandberg,イエブレ大学)が円筒型の室模型を用いた風洞実験を実施し、開口部への流管捕集に着目して開口率と通風量との関係を整理し、通風量予測のための基礎検討が行われた。 5)本年度成果のとりまとめ 本年度成果をとりまとめ,空気調和・衛生工学会近畿支部(2007.3,1題)にて口頭発表する。また、2007年度の国際会議において2題発表予定(ROOMVENT2007・2007.6開催、IAQVEC2007・2007.10開催)であり、1題は原稿執筆終了、1題はアブストラクト投稿済み、研究協力者による成果は学術誌(Experiments in Fluids)への投稿を行った。
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