Project/Area Number |
16760480
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
許 雷 早稲田大学, 理工学術院, 講師 (40367115)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 空調設備 / デジタル設計 / データベース / 3D図面 / カスタマイズ / 経済性評価 / 環境性評価 / アンケート調査 / 抵抗計算 |
Research Abstract |
提案した空調設備システムのデジタル設計手法に基づいて、デジタル設計に対応する空調設備のデータベースを構築してきた。見やすく利用しやすい、またCADと連動できる機能を重視し、メーカーの3DのCADデータ、機器・部材情報、電気消費量等データを含め、既存設備のデータベースを改善した。姿図を確認しながらダウンロードしてCADソフトに直接利用を実現できた。また、空調設備の価格データを含める設備代価表データ、材料製造時のエネルギー消費原単位、CO2排出量原単位を加え、空調設備設計用新しいデータベースを構築し、経済性・環境性の両面から空調システムの評価を行うことができるようになった。 DRA-CADソフトのカスタマイズにより、作図・集計コマンドを定義して、設備の積算と環境性を容易に算定、評価できるシステムの構築を行った。設計の早い段階では、空調システムのライフサイクルコスト(LCA)、製造時のエネルギー消費量、CO2排出量の計算ができ、ダクトの抵抗計算、機器及び配管の積算、そして計算結果のExcelへの自動出力も実現した。設備設計図を作成する同時に、システムの初期コスト、設備、配管などの製造時エネルギー消費量、CO2排出量など環境性評価を実現し、デジタル設計手法の有効性を示した。また、3Dで図面を作成しているため、設備、配管などの高さ情報を含め、より詳細な収まりや取り合いについての検討も容易になった。 今後の展望としては、デジタル設計の考え方を空調設備から、給排水設備、電気設備、意匠設計、構造設計に活用し、デジタル建築設計という画期的建築設計システムを提案する。また、汎用性のあるCADソフト(AutoCAD)のカスタマイズにより、建築設計の全体を対象としたデジタル設計、評価ツールを構築する。
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