Project/Area Number |
16760503
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
大影 佳史 名城大学, 理工学部, 講師 (20303852)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 景観 / 様相 / 時系列変化 / 夕 / 夜 / 画像処理 / 識別 / 色彩 |
Research Abstract |
研究の目的および研究実施計画に従い、下記を実施した。 1)自然環境および自然と人工の複合環境による景観の様相変化事例を収集整理し、空・山・水面・建物の複合する3シーンを対象として選定した。これらに対し、定点観測による写真撮影(昼から夜まで等間隔で撮影)を行い基礎資料を作成した。 2)上記で得られた写真をもとに、実環境を反映した景観画像を作成し、各景観構成要素の明度・色相・彩度の時系列変化の特徴を把握した。 3)コンピュータを用いて、景観画像情報の時間的変化の特徴を画像処理によって定量的に把握する方法を検討し、画像の二値化処理およびエッジ検出により、画像の明暗・彩度の構成および輪郭強度の時系列変化を把握した。 4)上記の景観写真を連続的に提示し、被験者に観察させ、印象の似通っている画像をグルーピングさせる実験を行った。この過程で、被験者が主としてどのような要素、変化に着目しているかについて、またグルーピングによって分節されたそれぞれの時間帯の景観の特徴について、聞き取り・記述させた。 5)時間的に移り変わる景観の識別構造のモデル化を検討するため、上記2)3)の結果と4)の結果の関連について考察した。 上記より、景観構成要素の明度、彩度、色相とそれらのまとまりの変化および輪郭強度の変化により、景観の様相変化の現象を把握することができることを示した。またこれらの変化と被験者実験結果との対応から、景観構成要素の分化と同化の時系列変化として景観の様相の変化をモデル化しうることが示唆された。これらをとおして、景観の様相変化の識別構造についてモデル化の方針を得た。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)