Project/Area Number |
16760634
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biofunction/Bioprocess
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西島 謙一 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10262891)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ニワトリ / YY1 / オボアルブミンプロモーター / DHS領域 / DNAメチル化 / 卵管 / オボアルブミン / プロモーター |
Research Abstract |
ニワトリポリコーム遺伝子の一種YY1の全長をクローニングし動物細胞発現用ベクターを作製した。これを用いたゲルシフトアッセイの結果からオボアルブミンプロモーターのNRE領域に存在するサイレンサーエレメントにニワトリYY1が弱く結合することが示された。さらに約200bp下流により強い新規のYY1結合部位が見つかった。この配列はオボアルブミンのステロイド反応性を担うとされるδEF-1結合部位と隣接しており、生物的意義に関する今後の解析が待たれる。 オボアルブミンプロモーターを組み込んだレトロウイルスベクターを導入した胚を孵化させ、ホルモン処理により人工的に発達させた卵管組織において、レポーター遺伝子の発現が確認できた。しかしその発現量は低く、ある程度以上の長さを持つコンストラクトにおいては検出限界以下であった。これらのことから、切りつめによるさらなるタイターの上昇及び新たなエンハンサー領域の検索が必要であると考えられた。そこで、プロモーター全体にわたって解析を行うために、DNAメチル化を解析した。オボアルブミンプロモーター全域をほぼカバーする6kbにわたり、CpG配列に含まれるシトシンのメチル化を、産卵メス及び未熟メス卵管組織について比較解析した。その結果、エストロゲン反応性に関わるとされた既知のDHS領域が産卵メス特異的に脱メチル化されることが明らかとなった。また、-5kb付近に存在するLINE様配列中のCpGが脱メチル化されることを見いだした。しかし、この近傍は前述のDHS領域とは異なり、不活性化クロマチンの指標であるメチル化ヒストンと結合しておりエンハンサーではないものと推定された。
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